カメラのフラッシュ禁止の理由とは?ストロボ光は物や人、動物を劣化、損傷させる?

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こんにちは。

今回はストロボの光についてです。

ローマ美術館

博物館や美術館、お寺、神社、動物園、水族館で「フラッシュ禁止」といった注意書きに見覚えはないでしょうか?

冷静に考えてみると、なんで?と思うことが多かったので調べてみました。

すると、なかなか興味深い答えにたどり着いたので記事にしました。

この記事を読めばあなたの中にあるもやもやがスカッと爽快!心は晴れ渡ります。

カメラのフラッシュ禁止の理由とは?ストロボ光は物や人、動物を劣化、損傷させる?

太陽拳っ!!

ストロボ光には紫外線を含みます。

紫外線と言えばご存じの方もいると思いますが、これが様々なものに影響を与えたりします。

日光に長時間照らされたプリントやポスターなど日に焼けてしまっているのを見かけたことありませんか?

わたしが若いころはガングロギャルが流行りましたが、日焼けをしていた人は肌の張りが無くなり、シミができたりしませんか?

これらは紫外線による劣化が主な原因です。

博物館や美術館の照明

こういった空間は照明機器が最低限しかなく、少し薄暗いと感じたことはないでしょうか。

じつはこれは人工光が発する紫外線による劣化を抑えるために考慮されたセッティングだからです。

https://www.iwasaki.co.jp/lighting/support/tech-data/plan/display/01.html

↑岩崎電気株式会社の照明技術資料がわかりやすいです。

展示物が優れた美術品や歴史的価値のあるものだとしたら、フラッシュ禁止!というのも頷けますよね。

神仏具もストロボNG?

神社やお寺で仏像や仏画など「劣化する恐れがあるため、フラッシュ禁止」と書かれていることがあります。

これもストロボ光が発する紫外線に関して損傷保護の目的で書かれています。

ストロボ光が与える影響

では、実際にストロボ光が作品にどれだけの影響を与えているかが気になるところです。

https://www.gizmodo.jp/2012/08/flash_artwork.html

↑上記リンク先に検証結果などが記載されていますが、100万回撮影しても少しの劣化、しかも目視出来ないほどのもの、といった内容でした。

更に、美術品などに使用されているガラスケースには紫外線をカットする効果もあります。

つまり「ほぼ影響がないのはわかっているけど!すんごい美術品や重要文化財など後世にも残す価値のあるものはちょっと心配だからやめようね!」といったところでしょうか。

人体

結果として人間が受けるストロボ光の影響はほぼ無い!です。

「え~!紫外線やだ~!ポートレート撮影でフラッシュ禁止~!」

このように心配をする方がいるなら、あなたが普段浴びている太陽光や日サロマシーンの方が比べ物にならないくらい何倍もの強い紫外線を発しているよ!ということを伝えましょう。

一瞬発光するだけのストロボ光なんてたかが知れてます。

ただ、短時間に極端な数、何千回と光を浴びれば焼けた(軽い日焼け的な)という方もいるみたいですね。

なので、撮影する際は短時間で発光しすぎないように注意しましょう。

瞳には注意

先ほど影響はほぼ無い!と書きましたが、瞳に受けるダメージは大きいので注意が必要です。

特に人間の赤ちゃんはダメージを受けやすいので最大限の配慮をしましょう。

注意
瞳に強い光をあてると失明や後遺症の原因になります。

動物園、水族館でのフラッシュ禁止

この理由はだいたい想像ができると思いますが、ほとんどの動物が光の影響を受けてしまうためです。

先ほど言った失明する恐れがある事と、急激な光は動物にストレスを与えてしまうそうです。

暗い場所で管理されている動物などは、それなりの理由があって暗くしてあるのでフラッシュは控えましょう。

まとめ

  • 光はすべてのものを劣化、損傷させる
  • だけどストロボ光が発する紫外線の影響は限りなく少ない
  • ただし、瞳はダメージを受けやすいので注意
  • 動物にとって急激な光はストレスを与える
  • 禁止されているエリアでは素直に従いましょう

上記まとめの内容がフラッシュ禁止!の理由です。

物に対するフラッシュ禁止!は他人の迷惑にならないように鑑賞しなさいよ~というだけではなく、損傷保護の目的も含まれていると初めて知りました。

ストロボ光は太陽光のように常時光っているわけではなく、ほんの一瞬発光するだけなので保存期間が数十年単位の物であれば特に気にすることもないです。

ただ、人工光で損傷するという考えの方は照明機材に基準があるようにキュレーター以外にも作品に関わる人の中には一定数います。

歴史的価値が高く、この先何百年、何千年と残していく価値のあるものならこれくらいの配慮は必要なのかもしれません。

禁止されていることを、ほとんど影響がないからいいやん!とフラッシュを使いまくるのはモラルが無さ過ぎるのでやめましょう。

周囲に配慮ができて、道徳心を持った輝ける人間になりたいですね!